四十肩 五十肩 (肩関節周囲炎)

2018年03月20日(火)

 40代から60代にかけて起こりやすい四十肩、五十肩。ある日突然、腕を動かした際に、肩に激しい痛みを感じて発症する場合が多く、腕を前方、側方、後方になどに上げれなくなります。通常、その激しい痛みは、数日間から数週間で治まりますが、痛めたことで肩の関節可動域が急激に狭くなり、棚の物を取ろうと腕を上げたり、衣服の着脱をする際などに痛みを感じるようになってしまいます。

 

 

 ゴルフや野球、バレーボールといったスポーツはもちろんパフォーマンスが低下するし、日常生活動作も辛くなります。

 

 四十肩、五十肩の原因は、肩関節の腱や靭帯の加齢による退行変性、つまり、老化現象です。肩関節周辺の腱や靭帯が加齢により柔軟性を失い、ちょっとした日常動作をきっかけに発症することが多いです。また、気が付かないうちに痛みが発症しているような自然発生的なものも多いです。

 

 大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにある【そら鍼灸整骨院】では、四十肩、五十肩になった場合、鍼治療をお勧めしております。痛みが発症した初期は、鍼治療で患部の血液の流れを変えていきます。鍼の刺激が患部の血流を増やし、血液が痛んだ組織の修復を早めます。

 

 継続的に鍼治療をすることで、「10」あった痛みが「0」近くまでなってくると、今度は、肩関節のストレッチをおこないます。ストレッチをを継続することで、関節の可動域が増えてくると、今度は、ローテーターカフ(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の筋力トレーニングおこないます。筋力が上がってくると、日常生活動作がスムーズに無理なくおこなえるようになります。

 

 ただし、治癒していくまでの期間は、個人差がかなりあり、早い方で1~3ヵ月、遅い方で6~12ヶ月位、または、2~3年位かかる方もおられます。また、治療をはじめて初期の頃は、治療後、少し症状が良くなっても、時間が経つとすぐにまた痛みが出でしまうこともありますが、継続的に根気よく治療を続けることで、徐々に痛みを感じない楽な時間が増えていくことが多いです。中長期的に治療期間を見積もっておいた方が良いでしょう。

 

森 健浩

そら鍼灸整骨院 院長 

パーソナルトレーナー

ボディデザイナー

1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝

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