エキセントリック(ネガティブ)トレーニングの重要性
筋肉の収縮には3つの種類があります。筋肉が収縮して短くなっている状態をコンセットリック。筋肉が負荷を受けて伸長されている状態をエキセントリック。負荷と力がイコールで筋肉が伸びも縮みもしない状態をアイソメトリックと言います。
例えば、上の写真のダンベルカールですと、ダンベルを上げていくときがコンセントリック。ダンベルを下ろしていく時がエキセントリック。スクワットですと、膝を伸ばして立ち上がる時がコンセントリック。膝を曲げてしゃがむ時がエキセントリックになります。
特に初心者に多いのがダンベルを上げるとき、コンセントリックは意識できているのですが、ダンベルを下げるとき、エキセントリックの時に力を抜いてしまいがちです。しんどいですが、負荷に耐えながら筋肉が引き伸ばされるこの状態の時に筋肉に強い刺激が入ります。
筋肉痛が起こるのもエキセントリックの時です。ですのでコンセントリック以上にエキセントリックをしっかり意識していかねばなりません。コンセントリックとエキセントリックの2つ合わせて完全なワークアウトと言えるでしょう。
そして、最近、注目されているのが、筋肉が産生する生理活性物質の総称「マイオカイン」。「マイオカイン」は全身の臓器や組織に働きかけ健康効果をもたらすことがわかってきています。
例えば、「マイオカイン」が脂肪細胞に働きかければ脂肪分解が起こり、肝臓には働きかければ運動中に糖を作り、骨に働きかければ骨産生を高めるという具合です。
まさに万能薬のような「マイオカイン」。この「マイオカイン」の産生は、コンセントリックよりもエキセントリックの時に活性化するのではないかと言われています。ですのでエキセントリックを大切にトレーニングしていきましょう。
大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにある【そら鍼灸整骨院のパーソナルトレーニング】では、「解剖学、生理学、運動学などの体のメカニズムを熟知した国家資格者によるトレーニング指導。」「理論と実践を兼ね備えたボディビル優勝経験のある院長によるトレーニング指導。」「トレーニングと治療の融合。」などを特徴としております。
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森 健浩
そら鍼灸整骨院 院長
パーソナルトレーナー
ボディデザイナー
1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝
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