脳疲労と肉体疲労 ~自律神経失調症~
体の疲れは、脳疲労と肉体疲労があります。体のコンディションを整えていく為に疲れは天敵です。まずは、疲れの正体は何なのか考えていきましょう。
デスクワークなどでのお仕事の疲れは、精神的な疲労。運動や肉体労働などの疲れは、肉体疲労。と私たちは分けて考えがちですが、実際は、精神疲労と肉体疲労に境目はないそうです。
運動や重労働はもちろん筋肉は疲労しますが、同時に脳も疲労しています。運動で脳が疲れるのは、筋肉の伸縮はもちろん、血液循環や体温調節などのコントロールをすべて脳がしているからです。
疲れが溜まっている時に運動をするとケガをしやすくなるのは、脳が無意識にしている体のコントロールが疲れの為に乱れてしまい、動作やフォームが崩れてしまいます。まずは、心身のコンディションを整える為に脳の疲労をとることを最優先したいところです。
脳の中でいちばん疲れるのは自律神経です。自律神経は、オートマチックに呼吸、体温調節、血液循環、消化吸収などを調節しています。自律神経は活動時に働く交感神経と休息時に働く副交感神経からなりますが、ストレスの多い現代社会では、交感神経優位になりがちです。
脳疲労をとる最も近道はしっかり睡眠をとることです。しかし疲れすぎて寝付けないという経験のある方は多いのではないでしょうか。そんな時は眠る為のルーティンを作ってみてはどうでしょう。例えば、好きな写真を見るとか、好きな匂いを嗅ぐとか、スローな曲調で好きな音楽を聴くとか。なんでもいいんです。眠る為のスイッチになれば。
特に入浴は、就寝1時間前に入り体温を上げておくとその体温が下がる際に寝付きやすくなるといわれています。ただし熱いお湯で入浴するのは、交感神経を刺激するので逆効果です。
また、疲れすぎて眠れない時は、マッサージ、整体、ストレッチ、鍼などを定期的に受けるのも効果的です。これらを受けることで副交感神経が優位に働くので、寝やすくなります。
大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにある【そら鍼灸整骨院】では、自律神経のバランスを整える整体、ストレッチ、鍼治療を施術してますのでお気軽にご相談下さい。
森 健浩
そら鍼灸整骨院 院長
パーソナルトレーナー
ボディデザイナー
1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝
«前へ「ベジタブルファーストとプロテインファースト」 | 「脂質 ~飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸~」次へ»
