肩こり

2018年12月11日(火)
  •  人間は、四足歩行から二足歩行になり、直立して歩行するようになりました。二足歩行により自由になった上肢は、肩関節から無造作にぶら下がっています。肩関節がガチっと上肢を固定しているわけではありません。肩関節の周辺の筋肉が3~4㎏の上肢の重さを引き受けています。
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  •  また、約5~6㎏ある頭部の重さが首周辺の筋肉にかかってきます。主に負担のかかる部位は、首から肩を広く覆う僧帽筋や、その深部の肩甲挙筋などです。

 

 

 肩こりの直接の原因は、長時間、同じ姿勢をとり続けること。またその姿勢が悪いさらに肩こりは悪化します。

 

 筋肉を大きく動かすと筋肉がポンプの働きをして、筋肉中の血管に圧を加えて血流を促進させます。しかし、長時間、同じ姿勢をとったり、悪い姿勢でいると、筋肉にテンションがかかり、筋肉が収縮しないので、ポンプ作用がおきず血流が滞ってきます。

 

 血液の重要な役割は、筋肉をはじめとする全身の各組織に酸素と栄養を運搬して、かわりに二酸化炭素や老廃物を回収することです。これにより、筋肉は常にリフレッシュされます。

 

 また、酸素と栄養が行き渡っている筋肉は、温度が適温で柔らかいですが、血行不良の筋肉は、栄養不足と酸欠をおこして、筋肉は冷たく硬くなります。

 

 そして、血行不良で筋肉に血液が流れにくくなると、乳酸などが筋肉に溜まっていきます。乳酸が必要以上に溜まると、体は酸性に傾きます。そうすると、ブラジキニンといった痛みの原因となる物質や、痛みを増強させるプロスタグランジンなどの物質を発生させて、体にサインを送ります。「血行不良ですよ!」「酸素と栄養が足りてません!」といった感じで。

 

 頑固な肩こりが痛みに変わるのは、、こういったメカニズムです。そして、長い間、この痛みを持ち続けると今度は、交感神経を刺激して、交感神経優位になり、全身の血管が収縮し、増々、肩こりが増強して悪循環になって負のスパイラルに陥っていきます。

 

 大阪市中央区、松屋町、谷町四丁目、堺筋本町エリアにある【そら鍼灸整骨院】では、慢性的な肩こりに対して、まず鍼灸治療やマッサージなどで血行を改善していき、ある程お体が楽になってきたら、整体やストレッチでお体の歪みを正していき、筋肉に負担のかかりにくい良いを姿勢を体に覚えさせてゆきます。そして、さらに良い姿勢を保つには筋力が必要なので「パーソナルトレーニング」で筋力アップができれば、疲れにくい体を手に入れることができるでしょう。

 

 慢性的で頑固な肩こりでお悩みの方は、「解剖学、生理学、運動学などの体のメカニズムを熟知した国家資格者による施術」、「理論と実践を兼ね備えたボディビル優勝経験のある院長によるトレーニング指導」、「治療とトレーニングの融合」を特徴とした【そら鍼灸整骨院】に是非ご相談下さい。

 

 森 健浩

 そら鍼灸整骨院 院長

 パーソナルトレーナー

 ボディデザイナー

 1995年大阪ボディビル選手権バンタム級 優勝

 

 

 

 

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